東京マグニチュード8.0

東京マグニチュード8.0の第10話をを観た。それはもうびっくりの内容であった。＜ここからはネタバレになるので注意＞

なんと悠貴くんが亡くなっていたということが分かったのである。悠貴の「おねえちゃん、あのね、ぼく死んじゃったんだ」という告白とともに昇天していくかのように未来の目の前から消えていく悠貴くん。助かっていたんじゃなかったの？悠貴くんが倒れたのは第7話。避難所に救急車で担ぎ込まれ、第8話の前半では確かに霊暗室に横たわる悠貴の遺体を見て呆然としている未来の姿があったが、後半ではそれは未来の夢での出来事であり、未来が目覚めた時、悠貴は他の子ども達とサッカーをして遊んでおり、再び自宅を目指して出発するというシーンが描かれていたのに。。このシーンを見て、「悠貴くんが死ななくて良かった」という話を家でしていたのに。10話で映された実際の状況は、救急車で担ぎ込まれた悠貴くんは、トリアージで「黒」と判定され、処置をする前に亡くなっていたというシーン。10話を見た後に、ネットで検索し辿り着いた掲示板では、すでに悠貴が死んでいるという前提での議論がされていた。この掲示板での書き込み情報を元に、8話と9話を見直してみると、確かに真理の不自然と思えた行動がすべてすっきりとする。画面に映っている悠貴は未来の想像（あるいは幽霊）であり、悠貴を画面から消して真理の行動を見るとすごく自然なのである。悠貴に話しかけない真理の行動や、リュックを持って成城行きの自衛隊のトラックに悠貴が乗り込んだのに、真理の手元にはまだリュックが残っていたという現象に説明がつく。うーん、やられた。。単なる災害シミュレーションアニメかと思っていたのに。次回の11話は最終回。タイトルから考えると、地震発生から数年後という話になりそうだな。この作品はかなりよく出来た話。ただ再放送した場合、それが日中となるかどうかはちょっと微妙。やはり話の内容が内容と思われる面があるからだ。
この文章を書いて、保存をしようとしたところで、「接続の問題が発生しました」という無情のメッセージが。。当然書いていた文章はすべて消えた。たぶん某アンケートのために設定しているProxyサーバーが邪魔をしたのだろう。何だかなぁ、まったく。

今日のひとこと：「天候に運がなかったねぇ。」